涙やけとは？
目元が茶色くなる症状は流涙症といわれることもあり、分泌される涙によって目の周辺の被毛の色が着色することをいいます。
涙やけの原因は涙管の異常やドッグフードの添加物など様々！
原因① 目への刺激による痛みが原因で涙が出てしまうわんちゃんの涙の排出は、目への刺激によって引き起こされるケースが多いです。目の中にゴミやほこりが入った、逆さまつ毛や眼瞼内反（まぶたが内側に入り込んでしまう病気）によって慢性的に目に刺激を受けている、日常の行動で顔や目をこする癖がある、顔まわりの被毛が長いため目に入って刺激を受けているといったケースです。
この他にも角膜炎、角膜腫瘍、結膜炎、ぶどう膜炎、白内障、緑内障、顔まわりの腫瘍や炎症といった眼の疾患を抱えているケースでも、涙がたくさん出てしまうことが起こることがあります。
原因② 添加物入りの原材料のドッグフードが原因でドロドロとした涙がでる
毎日わんちゃんに与えているドッグフードの成分表示を見たことはありますか？一度ドッグフードや日頃与えているおやつの成分表示をチェックしてみてください。
実はドッグフードには添加物がたっぷりと加えられている製品もあり、添加物はドッグフードの品質と栄養を確保するために添加されています。
この添加物が、愛犬の目元の変色の原因となっている場合もあるのです。
ドッグフードに含まれる化学的に合成された添加物は老廃物を含んだ涙の原因に もなります。
原因③ 涙管が詰まっているせいで通常よりも涙が多めに溢れ出す
わんちゃんの眼球を保護するために分泌される「涙」ですが、涙を排出する涙管（鼻涙管）が詰まっていることで、涙の量が増えて目元の色素沈着を起こす場合があります。
わんちゃんの涙は通常、目から鼻涙管を通って鼻腔内に排出されます。この鼻涙管が狭い、もしくは詰まって涙が通りにくくなることを「鼻涙管閉鎖症」といい、遺伝によって先天的に鼻涙管に異常を持つわんちゃんもいます。
涙の排出がしにくいことで、溜まった涙が目から溢れ出して常に涙が流れる状態となり、目元の茶色い変色を起こしてしまうのです。
また高齢になったわんちゃんでも、からだの新陳代謝機能が低下して、涙が詰まりやすくなって目から涙が溢れ、結果的に目の周りの色素沈着を起こすこともあります。
無添加で質がいいドッグフードを選ぼう！
なかなか愛犬の目元の変色が治らない場合は、普段食べているドッグフードから、質のいい無添加のドッグフードに変えてみることをおすすめします。
添加物だけではなく、良質なたんぱく質や老廃物の排出を促してくれるカリウム、皮膚の炎症を抑える働きがあるオメガ3など、涙やけにアプローチしてくれる栄養素を含んだドッグフードを与えることで、より効果を実感しやすくなります◎
